診療案内
腫瘍科
腫瘍科について
がんの診断や治療を行います。抗がん剤投与、手術などを駆使して治療にあたります。
主な診療内容
| リンパ腫 | 白血球の一種であるリンパ球が腫瘍化した病気です。通常、リンパ球は血液に乗って全身を巡っているため、リンパ腫は体のどの部位からも発生する可能性があります。したがって、一般的には抗がん剤によって治療します。 |
|---|---|
| 肥満細胞腫 | 免疫細胞の一種である肥満細胞が腫瘍化する病気で、犬や猫の皮膚でよくみられます。手術のみで治療できることもあれば、急激に全身に転移するため抗がん剤による治療が必要な時もあります。 |
| 膀胱がん (尿路上皮がん) |
膀胱内の粘膜から発生する悪性腫瘍です。手術が可能であれば切除をすることもありますが、通常は切除が困難な位置にできるため抗がん剤などによって治療することが多いです。 |
当院の治療方針
毎週土曜日(完全予約制)
当院あるいは他院様にて腫瘍と診断された、あるいは腫瘍の疑いがあると言われたワンちゃん、ネコちゃんの診療を行なっています。
岐阜大学動物病院腫瘍科所属の獣医師による専門的な診療です。
飼主様とご相談の上、各種検査を実施し、最適な治療プランをご提案させて頂きます。
*当院での対応が難しい特殊外科治療、放射線治療に関しては岐阜大学動物病院腫瘍科への受診をご提案させて頂いております。
*腫瘍かどうかの鑑別診断も可能です。他院様からのご紹介、セカンドオピニオンにも対応可能です。
当院の症例実績
- 扁平上皮癌(口唇、歯肉、扁桃、咽頭部、口腔深部)
- 悪性黒色腫(口唇、歯肉)
- 形質細胞腫(歯肉)
- 鼻腔腺癌
- 胸腺腫
- 肺腺癌
- 肺の組織球肉腫
- 皮脂腺腫
- 線維付属器過誤腫
- 皮膚組織球腫
- 肥満細胞腫(皮膚、皮下)
- アポクリン腺癌(皮膚、肛門嚢)
- 浸潤性脂肪腫
- 乳腺腫瘍(乳腺腫、乳腺癌肉腫、炎症性乳癌)
- 間細胞腫(精巣)
- 脾臓の肉腫
- 脾臓嚢胞性リンパ管腫
- 脾臓の骨髄脂肪腫
- 副腎腺腫・腺癌
- 腎細胞癌
- 膀胱の平滑筋腫
- 胃腺癌
- 直腸ポリープ状腺腫
- 肝細胞癌
- 肛門周囲腺腫
- リンパ腫(多中心型、消化器型)
- 軟部組織肉腫
- 肉腫
- 骨肉腫
- 血管肉腫(舌、肝臓、心臓)
- 大動脈小体腫瘍
- 鼻腔内腺癌
- 扁平上皮癌(鼻腔)
- リンパ腫(鼻腔、消化器型)
- 鼻咽頭ポリープ
- 乳腺単純癌
- 肥満細胞腫
担当獣医師紹介
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岩田 剛史 TSUYOSHI IWATA
日本小動物歯科研究会認定レベル2、日本獣医内視鏡外科学会認定医レベル1、Vet's Radiation JAPAN CT実習研修修了"「地域医療に必要とされる腫瘍科を目指す」
当科では上記をスローガンとして掲げ、岐阜大学動物病院と連携した腫瘍科診療に取り組んでおります。
腫瘍治療においては、不安や迷いを抱くご家族も少なくありません。我々は適切な診断と豊富な知識と経験に基づいて、そのご家族に合った治療をご提案できればと考えています。
また大学病院の専門医による診療を受けたい、大学病院に行きたいが遠くて困っている、そんな地域の患者様、主治医様のお役に立てるよう全力でサポートしてまいります。
内視鏡外科では腹腔鏡や胸腔鏡と呼ばれる特殊な器具を用いて、手術や検査を行います。
その最大の利点は、傷が小さく動物に与える痛みが少ない、動物にかかる負担が小さく術後の回復が早い、拡大された鮮明な視野で安全に丁寧な手術が可能といった点にあります。
近年、獣医療では避妊手術などの予防的手術をはじめ、胆嚢摘出や乳び胸治療などの高度な手術も実施されています。
手術を受けられる動物、飼い主様の不安に寄り添い、安心して頂けるように手術のご説明も丁寧にさせて頂きますので、お悩みの方はまずはご相談下さい。 -
梁瀬 将豪 YANASE SHOGO
岐阜大学動物病院腫瘍科獣医師 -
宇野 晶洋 UNO AKIHIRO
岐阜大学動物病院腫瘍科臨床助教 -
長谷川 知美 HASEGAWA TOMOMI
岐阜大学動物病院腫瘍科臨床助教 -
近藤佑衣 Kondou Yui
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吉川 竜太郎 RYUUTAROU YOSHIKAWA
腫瘍科指導医※ 岐阜大学附属動物病院腫瘍科臨床助教